2009年12月12日土曜日

ミュンヘンのクリスマス市 in Sapporo

久しぶりの更新となります今月は12月ということで、特別企画ではないですが札幌とクリスマス特集をしていきたいと思います。

というわけで、その第1弾は毎年札幌で開催されている「ミュンヘンのクリスマス市」です。
ミュンヘンクリスマス市 in Sapporo公式サイト
札幌といえば、雪祭りのイメージがありますが、雪祭りの会場となる大通り公園は、毎年11月の月末から「ホワイトイルミネーション」(写真)を開催しているそうです。
そのイベントと併設して始まるのが2007年より恒例となっている「ミュンヘンのクリスマス市」。

ヨーロッパでお馴染みのクリスマスマーケットを日本でも開催しようと企画された物で、当初「東京・大阪・札幌」の3都市が名乗りをあげていましたが東京が降りてしまった為、毎年「大阪」「札幌」の2都市で開催されることとなった「関東人」が参加しそびれたイベントといったところの様です。
ドイツへクリスマスマーケット巡りの見聞をしてきた私としては、是非今年は日本でどんなマーケットがあるのか見たいと思い見聞の旅に出掛けました。
大通り公園のテレビ塔の前の広場にログハウス風の屋台が並びドイツやオーストリアのマーケットの料理や民芸品、札幌の地元ならではのものなどが並びます。
規模としては10数店舗の屋台ということで、本場の100以上が軒を連ねる市に比べるとちょっと見劣りしますが、気分を味わえるということで貴重な体験が出来る場ではないかと思います。


クリスマスマーケットといえば、欠かせない「グリュー」をまずはチェック!!
「りある見聞録~旅の章~」のクリスマスマーケットでは恒例でしたマグカップもチェックしましょう。
こちらのマグカップは500円、本場と違いグリューは別売りで本場に比べて高いですね。
ちなみにグリューとは「ホットワイン」のことです。ホットワインの総称なのか?赤いホットワインのことだけを言うのか詳細は見聞不足ですが、他のホットワインは「プンシュ」と呼ばれていました。リンゴ酒なら「アップフェルプンシュ」、玉子酒なら「アイアープンシュ」と言います。
カップのデザインは、クリスマス市のポスターのイメージ画がプリントされています。
グリューは、和製英語で色々な種類がありました。
アップルワイン、焼きリンゴホットワイン、ブルーベリー、チェリー、ホットレモネード等等・・・お薦めグリューは「焼きリンゴホットワイン」です。

料理も色々用意されていました。
ソーセージは、チューリンガー、バイスビルスト(ミュンヘンの白ソーセージ)ニュルンベルガーがあり、他にもスープや煮込み、ドイツ風ラビオリなるものなどさまざまです。料理を見ていてドイツの大学の学食を思い出しました。なんだか懐かしい気分です。
私は写真のドイツスペシャルプレート?だったかなと食してみました。
長いのがチューリンガーで白っぽいのがバイスビルストです。ポークハムとポテトがついています。
ソーセージは地元北海道の職人さんが作っているものらしく美味しいです。
このハムは去年ミュンヘンで食べたことがあるのですが、その時はブルーベリージャムが付け合せてあって、塩味とベリー系の甘味がすごく美味しく厚切りでボリューム満点という印象が残っていたので、ちょっと物足りないなと。ついでにドイツといえばポテトなんですが、ドイツでフライドポテトを見たのはアメリカ系のファストフードぐらいです(笑)
郷土料理の付け合せはマッシュポテトか茹でたもの、ついでにザワークラフトだと本場ぽいかと思います。

そして、お薦めの食はアップルパンケーキ(写真)です。
ドイツ人らしい方が作っていました。表面にシナモンシュガーをかけていただきます。素朴でありながらとても美味しい逸品です。
ついでなので、残念賞な品もご紹介しますと、「アップフェルシュテュルーデル」です。
旅、食どちらの見聞録でも以前ご紹介しているオーストリアの名物菓子ですので、ちょっと査定も厳しく言ってしまいますが、ここで出合ったのはシュテュルーデルではなく折パイ生地で作った普通のアップルパイでした。
マーケットにはドイツ語も流暢な日本人も多く来ていまして、本場のマーケットを懐かしんでこの場に足を運んでいる方も多かった様。このシュテュルーデルにちょっとご立腹の紳士が文句を言っている場面に遭遇しました。シュテュルーデルは折りパイではなくイタリアのフィロの様な薄い生地で簀巻き上にしてパイの層を作る物なのです。オーストリアのアップルパイという例えから想像するとこうなるのでしょうが、これを食して札幌の皆さんが「シュテュルーデル」ってこんなものと思ってしまうと悲しいです。


物販&民芸品では・・・
札幌のスイーツ店が集合した屋台は大変な人気。大通り公園の地下オーロラタウン内にも札幌「スイーツカフェ」というスイーツのショップが月替わりで数点ずつケーキを提供するカフェがオープンしています。札幌のスイーツの元気度と強さを実感しました。



オーストリア名物のハーブで作ったクリスマスリース、ドイツの刺繍工房の専門店、手作りのクリスマス飾りなどの専門店等等・・・色々なグッズはドイツで見たときより価格はどうしても高いですが、本格的な物に出逢える機会は貴重かと思います。
久しぶりにドイツ人の方も多くいたということでドイツ語も話してみたりと、ドイツ的な楽しい時間を過ごせました。










最初に東京ではクリスマスマーケットが見られないと書きましたが、実は今年はなんと東京でもマーケットが見られることになったようです。
マルシェ・ド・ノエル公式サイト
東京国際フォーラムで12月11日より「ストラスブール マルシェ・ド・ノエル2009」というイベントが開催されています。ストラスブールはクリスマスツリー発祥の地として有名なフランスでも人気のフランス最古のクリスマスマーケットの開催されることでも良く知られた土地です。
ストラスブールのあるアルザス地方本場の味と工芸品を本場より提供するイベントだそうです。

というわけで、次回はストラルブールの「マルシェ・ド・ノエル」を見聞してみたいと思います。

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