2009年11月1日日曜日
ブランジュリー・パティスリー「CALVA カルヴァ」
用事があって4,5年ぶりに大船へ行くことになりました。大船といえば、30年来利用しているケーキ屋さんがある。大船駅タクシー乗り場の向かい側にある「エミール」という店だ。「久しぶりに買って帰れるかな」と思ったら、エミールは8月に代が代わって「CALVA」という新しい店としてオープンしたと知った。
「エミール」は昔ながらの洋菓子店で外から見通しの良いガラス張り、真っ白な壁と奥にケーキの並ぶショーケースが見えた。並ぶケーキも昔ながらオーソドックスな品。王道の洋菓子だった。それが、10年前ぐらいに久々に訪れたら改装して可愛らしい欧風の店構えに変わっていた。思い出の味は、タルト生地にアーモンドプードルのフィリング、その上にチョコレートのクリームがかけられてイチゴ、パイナップル、ブルーベリー、キュウイ?などがデコレーションされたオリジナルケーキ・・・そんなことを思い出す。
CALVA公式サイト
Chezkentaro公式サイト
新装オープンした「CALVA(カルヴァ)」は、パン、ケーキをそれぞれ修行したご兄弟が店を共同で始めたいわば新しい店の様だ。同ビルの3階にはフレンチのレストラン「Chezkentaro(シェ・ケンタロ)」もオープンしている。
まずは、パンからご紹介しますと・・・
ツイストドーナツシナモン135円
クリームパン125円
チョココルネ150円
クロワッサン160円
メロンパン135円
パンは小ぶりだけれど、製法にこだわって丁寧に作られていると感じました。クリームパンのクリームはバニラビーンズの粒々が入っていてとてもソフトな作りです。
ケーキは・・・
モンブラン400円
スーパープリン320円
タルトノルマンドゥ280円
オランジュリー420円
かまくらポテト230円
「オランジュリー」はダックワーズに使われるメレンゲの様な軽い生地を土台にクリームを乗せたものですね。普通ならば練りパイや折りパイ、スポンジを使うとクリームは柔らかくフォークの通りが良いのに、パイ生地は堅くて通りが悪かったり、スポンジだとクリームの水分でベタついてとバランスを欠くところですが、スポンジよりも軽く、さくっとした切れはクリームとの相性が抜群です。この製法は至高だと思います。
「スーパープリン」は、トロッとしたなめらか風のプリンです。カラメルはビターな感じではなく控えめでさっぱりとした味わいになっています。
「かまくらポテト」は、エミールでも定番だった商品だそうです。CALVAの商品の中では、唯一のエミールの遺産みたいな感じでしょうか。私は一度も食べた覚えがないのですが、でも言われてみればショーケースの中にあったような(笑)ぐらいです。所謂のスウィートポテトです。ボリュームもあり食べ応えありな一品です。
他にクッキーなどの焼き菓子や色鮮やかなマカロンもあり、私が店内にいる間に地元のお客さんが代わる代わる入ってきてはパンや焼き菓子、ケーキを慣れた感じで選んでいました。オープンしたての店ですが、常連さんもしっかりついている様ですね。
さて、今回のがるがん鳥さんですが、今回に限っては食の批評より反応がめちゃくちゃ面白かったです。
鳥というのは、カラスでも良く言われますが記憶力が非常に長けた動物です。我が家のおかめさんもしかり。一度会った人間に10年ぐらいぶりに再会してもちゃんと憶えていて挨拶したりします。そうなると動物ですから「食」に関する記憶に関しては、更に非常に長けているわけです。
「エミールのケーキ食べようか。」と言うと、昼寝していたおかめさんはそそくさと起きてきました。
23歳になるおかめさんもエミールは何度も食べている味、期待しているものがあった様です。
そんなおかめさんが箱の中に並ぶケーキを見て思わず硬直。目は大きく見開いたままじっと箱の中を見つめること5分、トサカだけが小刻みに上下に揺れていた・・・見たことのないケーキに相当動揺した様だ(笑)
我が家のがるがん鳥さんのお薦めはパンではクロワッサン、味がとても良いとモリモリ食べていました。そして、ケーキは「オランジュリー」を堪能。とても美味しいとのことでした。
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