2010年7月19日月曜日

丸太町「十二段家」

丸太町十二段家公式サイト



祇園祭の京都を訪れています。
京都の食といえば、やはりお茶漬けこと「ぶぶ漬け」に興味が湧きます。
数年前にミシュランガイド京都が製作された時、どの店を訪れても出される「ぶぶ漬け」という料理にミシュランガイドスタッフ達は何を思ったのか3つ星をつけたとか。店ではなくこの京都の伝統料理自体が素晴らしいと評価したということですが、ぶぶ漬けを出した時のお店の心情は色々察しられますが(笑)

今回は、京都でお茶漬けといえばこの店と言われるお店を訪れました。

お茶漬けのセットで一番基本の「すずしろ(1,050円)」。
おひつご飯、赤だし味噌汁、ぶぶ漬け、卵焼きのセットです。
ご飯は一膳目はそのままで、二膳目でお茶が登場してお茶漬けにして戴きます。

あっさりとして素材の味を噛締めるごとにしみじみ感じるぶぶ漬けと、濃い味の味噌汁にご飯。これだけで、お茶漬けを忘れて思わず完食してしまいそうです(笑)
そして、焼き立ての卵焼きが上品な出汁とフワフワとした食感で感動する逸品。

本当に、ついついおひつを空にしそうになってハッと気づく。
「いかんいかん、お茶漬け食べないと」(汗)
そう思う頃に急須に入ったお茶が登場。
ほうじ茶とさっぱりしたぶぶ漬けがすすっと胃に優しい感じです。

店はひっきりなしにお客さんが引き戸を開けてのぞいていきます。
一目見て満席の席を見ると静かに退却していく。「また来ればいい。」そんな様子はきっと地元、常連さんなんでしょう。そんな常連さんに愛されている店なんだろうなと。

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