2010年6月1日火曜日

違いが分かるおかめいんこMoenchhofを飲む


4月にカリフォルニア(ロサンゼルス)に行ってきました。
それで、レストランで勿論地元カリフォルニアワインをお薦めで持ってくるだろうなと、ウェイターさんにお任せしたら、お薦めされたのがドイツの「Moenchhof Urzig Wuerzgarten Spaetlese Mosel-Saar-Ruwer 2003」というワインでした。

カリフォルニアなのに何故にドイツなのかと思ったんですが、これが美味しかったのです。
で、実は我が家のがるがん鳥さんはワインが大好きでして、これは飲んでいただかなければならないでしょう(笑)

しかし、日本に帰ってきてから同じワインを探したのですが、これがなかなか見つからずやっと見つけたのが写真の同ブランド2006年ものでした。アメリカで頂いたのは2003年もの。
海外ではアメリカの有名なワイン雑誌で、毎年世界100ワインに厳選される有名ブランド。どこでも販売しているのですが、日本では滅多に見られないワインらしいです。

というわけで、手に入れたワインをがるがん鳥さんに試飲して頂きました。気に入って頂けた様です。
かなりの量をがぶ飲みしていました(笑)

味としては、アメリカで頂いた2003年物よりちょっと渋味があるなと感じました。2003年物はかなり甘味があって静かな味だと思ったのですが、2003年に比べて2006年物はアルコールのツンとした感が印象強い。

と思って瓶を見比べてみると2003年ものは「Spaetlese」つまり「高級、主な摘み取り時期から遅れた時期の熟成度の高いタイプ」
2006年は「Riesling Kabinett」といって「やや高級、2から5年で飲み頃タイプ」なんだそうだ。

ワインってそれほど興味なかったのですが、こうやって見聞すると奥深いですね。


ちなみにこちらのワイン、かなり薀蓄もしっかりとしていたのでご紹介しますと
1177年に教皇アレキサンダー三世により開かれたモーゼル川流域の修道院から始まったワインセラーで、1804年ナポレオンの手により宗教から離脱させられ、のちに現在のオーナー一族であるEymeal家がパリのオークションで買取、経営にいたるそうです。
非常に歴史のあるワインセラーな様ですね。

Moenchhof公式サイト(ドイツ語、英語のみ)
ワインプラスコムによるMoenchhof紹介(ドイツ語、英語のみ)

今ユーロ安ですし、ドイツの醸造元に直接頼んで2003年送ってもらえるものだろうかと思案中。
それにしても何故にこのワインは日本ではあまり見かけないのでしょうかね。
日本人ってボジョレーで本国フランスより盛り上がるのに世界100ワインには興味ないのですかね。

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